ラルゴ神楽坂では、利用者さんが中心となって、事業所内で観葉植物やミニトマトを育てています。
ただの装飾ではなく、これは「園芸療法」の一環です。
精神疾患のある方々にとって、植物と関わることは心身の回復や向上を促す良いサポートになります。
観葉植物に水をあげる、葉の様子を観察する、――このような行動は五感を刺激し、目の前のことに意識を向けるため、うつ病や不安障害のある方などの思考の暴走を和らげ、心を安定させる効果があるといわれています。
また、植物の成長を見守る体験は「意欲の回復」や「自己効力感(やればできるという実感)」を高める機会にもなります。
特に、これまでの経験で「自信が持てない」と感じている方にとっては、命を育てるという継続的な関わりが、小さな成功体験の積み重ねとなり、自尊感情(肯定的に自己を評価する)の回復にもつながっていきます。
そしてなにより、観葉植物は利用者さん同士のコミュニケーションのきっかけにもなっています。
「この葉っぱ、昨日より大きくなったよ」
「ちょっと元気なさそうだね、日なたに置いてみようか」
など、自然な会話が生まれ、主体的に声をかけるなど、他者との関わりが増え楽しい交流の場となっています。
植物には言葉も圧もなく、ただ静かにそこにいるだけで、人の心を受け止める力があります。
見るだけでホッとする、触れることで癒やされる、育てることで前向きになれる――そんな力を感じながら、今後も事業所内で植物を大切に育てていきたいと思います。
ラルゴ神楽坂では利用者様を募集中です。
随時、こちらから見学・体験を受け付けております。
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東京都新宿区 就労移行支援事業所 ラルゴ神楽坂