ラルゴ神楽坂で講師をしている双極性障害2型の鈴木です。
うつ病・双極性障害になったらからといって仕事ができないことはありません。
病状が安定するまでゆっくりと休養が必要だと思います。病状の回復に努めましょう。
医療機関への通院と服薬は大切です。
何かをするのではなく何もしないことをする。一生懸命働いてきた人からすると、さぼっているような自分に厳しい言葉をかけてしまいがちです。
一生懸命働いてきたから休息が必要だと思います。おもっいっきり!布団の上でダラダラしましょう。
寝て起きて。。。寝て起きて。。で良いんです!
1年、2年休んだところで人生の休息期間と思えばいいのではないでしょうか。1つの会社組織の中で一生働く人は数パーセントだと思います。
人生の転換点です。ゆっくり休みましょう。
今の時代は65歳定年? 70歳定年な時代、一生現役? なので、まだまだ働ける時間は残っているのではないでしょうか。
私は働けなかった3年間は、これからの仕事の準備期間と思うようにしました。
医療機関への通院と共に「自立支援医療(精神通院医療)」を申請しましょう。
登録した病院と薬局の費用が1割負担になります。
精神疾患の場合は通院が長くなりますので医療費の負担を避けるために大切です。
医師の診断書を持って自立支援を市役所へ申請します。
心療内科やクリニックの窓口、主治医の先生、市役所などへ相談してみてください。(会社経由での申請ではなく、個人申請です。)
書類さえ揃えば断られことはまずないと思います。毎年更新なので忘れずに更新しましょう。
病状が安定したら主治医と相談しながら、リワークを行っている病院や施設、就労移行支援事業所を探します。通勤訓練も含めて通える施設を考えてみると良いと思います。
仕事から離れているので病院のリワークプログラムより長めの期間通える(最長2年間)就労移行支援事業所が良いようです。
通っている病院のリワークから就労移行に移る方法もあります。
最近は多機能型事業所と言って、2以上の福祉サービス(例:生活訓練、就労移行支援)を一貫して提供している事業所があります。
生活訓練で生活リズムを整え、安定してきたら就労移行に移行するのが良いように思えます。最長2年間+最長2年間通えます。
障害福祉サービス例
自立訓練(生活訓練)
就労に向けた土台づくりを目的としており、就職はまだ難しいと考えている人が利用するケースが多いと思います。
生活訓練を通して生活リズムを整えてから、就労移行支援に移行する(就労準備をする)利用が方が多いと思います。(最長2年間)
就労移行支援
一般企業(障碍者雇用含む)への就職を目指す人を対象としたサービスです。生活リズムが安定した人が利用するケースが多いと思います。(最長2年間)
利用される方の中では、まだ生活リズムが安定していない方もいます。不安な方は、生活訓練から始めるのが良いと思えます。
多機能型事業所では生活訓練サービス、就労移行支援サービス両方を提供している事業所がありますので調べてみてください。
ラルゴ神楽坂では一般企業への就労を目指す方々に就労移行支援を提供しています。
就労定着支援
就労移行支援を利用して、通常の事業所に新たに雇用された方と、就職先の企業、障害福祉サービス事業者、医療機関等とのコミュニケーションなどを支援します。
(期間 6ヵ月 本人の希望により期間を伸ばせます。)
ラルゴ神楽坂では就労移行支援を終えて就職した方々が職場に定着できるように就労定着支援を提供しています。
生活介護
常に介護が必要な障害のある方に対し、主に日中、施設での入浴・排泄・食事の介助などを行うサービスです。
自立訓練(機能訓練)
身体機能のリハビリテーション(理学療法・作業療法)に特化したサービスです。生活全般のスキル習得に重点を置いています。
参考
免責
本ブログに掲載している情報は精神疾患・心の健康に関する知見や体験談を基に記載したもので、診断・治療を目的とするものではありません。
記載の内容は必ずしもすべての方に当てはまるものではなく、効果や経過には個人差があります。実際の症状や治療方針については、必ず専門の医師による診察・相談を経てご判断をお願いします。
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